ペア印鑑ってどんなもの?

デジタル化が進んだとはいえ、まだ印鑑が必要な時代。土地や家を購入するとき、自分のことを証明するときなどたくさんのシーンで印鑑が必要になります。そんな身近な印鑑ですが、ペア印鑑を持っているという方は少数なのではないでしょうか。

どのような用途で使われるのか、どんな人が持つのかを説明していきますので、印鑑を作ろうかなと考えている方は参考にしてみてください。

誕生石を使った印鑑を作ってみよう

ペア印鑑とはどんな印鑑?

ペア印鑑とは名前のとおり、2本の印鑑がセットになっている印鑑です。材質、字体を統一する場合がほとんどで、2本のデザインを同じにしたり、または2本あわせて1つの意味のあるデザインになったりします。ひとりでセットを持つという方法もありますが、夫婦二人でペアにする場合が多いです。

ペア印鑑の使い道

ペア印鑑の用途は一般的な印鑑と同じです。オーダーメイドなので実印、銀行印、認印など使用目的で作ることが可能です。旦那様と奥様で1本ずつ持つことが多く、二人ともフルネームを彫った実印を持つことも、苗字だけの印鑑を作って実印や銀行印、認印として使うこともできます。

また、奥様は名前だけの印鑑を作ることも可能です。単品で買うよりもセットの方がお得なら、ペア印鑑をひとりで使うという方法もよいかもしれません。

ペア印鑑を作るタイミング

印鑑は結婚などで苗字が変わったときや、子どもの成長にあわせて作ることがおおいですよね。ペア印鑑も同じように、入籍のときに思い出として作ったり、子どもの入学や卒業などのイベントで作ったり、またはいい夫婦の日に感謝をこめて作るのもよいでしょう。

大切な親族や友達の結婚祝いにプレゼントしても喜ばれるのではないでしょうか。婚約のときや結婚生活の節目に旦那様から奥様へ、奥様から旦那様へのサプライズで贈れば思い出に残るのではないでしょうか。

ペア印鑑はどんなものがあるの?

「思い出の品として持ち続けたい。」そんな印鑑ならではのデザインが多数あります。印鑑にタキシードとドレスやボウタイとワンピース、紋付はかまと白無垢や色内掛けなど新郎新婦の衣装がデザインされたもの。印鑑をふたつ合わせるとリボンの絵や水引のあわじ結の形になるもの。

色とデザインが統一されたスタイリッシュなものや、ケースの中にメッセージを書き込んだもの。象牙や水牛といった印材、印鑑の太さ、書体や縦書き、横書き、フルネームといった印影を選べるタイプのもの。他にもディズニープリンセスの印刷がされたペア印鑑セットなど、さまざまなペア印鑑が印鑑ブランドや印鑑工房から発売されています。

ペア印鑑ってお得なの?

ペア印鑑ですが、印鑑を2本持つのと比べてお値段はどうなのでしょうか。ペア印鑑セットとして売り出されている実印と銀行印のセットと、それぞれを単品で購入した場合を比べてみました。例えば印材が黒水牛の場合、セットは税抜約14,000円~、単品だと実印が約8,500円~、銀行印が約7,000円~で合計15,500円~となります。

ケースはセットも単品もそれぞれについているために、1つのケースだから安いというわけではなさそうです。

これを見る限りでは同じ材質でペアとしたシンプルなものは、単品で購入するよりお得といえます。もう一つ、おそろい印鑑として売り出されているペア印鑑も比較してみました。結論から言うと単品での購入はお店との相談になるため、比べることはできませんでした。

しかしデザインは違いますが、おそろい印鑑と同じチタン素材のシンプルな印鑑を比較してみました。ペア印鑑はゴールドとの2色使いですが販売価格約46,000円、単品はシルバー1色で、約21,000円で合計約42,000円です。

値段から見るとお得ではありません。しかしデザインも違いますし、おそろい印鑑を単品と比較するのはナンセンスだったのでしょう。

ペア印鑑におすすめな印材

印鑑の材料には安価なものから高価なものまでたくさんの種類があります。印材がありすぎてどれを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。長く使えて、特別な印象を与える、そんな印材を紹介します。かわいさよりも大人の高級感をだしたいなら木材やチタンはいかがですか?印鑑に使われる木材は天然木材です。

色や模様など印鑑によって風合いが違うのが魅力です。チタンは錆びず、壊れず、印材の中でも最高といわれています。劣化をしない素材なので、一生ものとしてペア印鑑にはお勧めです。結婚式、ういういしい新郎新婦のためにかわいい印鑑をお考えのかたは人工素材のかわいいデザインがされているものもよいです。

それほどお値段も高くなく、若い二人のこれからのためには出費をおさえられるのもポイントです。

ペア印鑑の注文の仕方

ペア印鑑はオーダーメイドになります。店舗によって異なりますが、まずは印材を選ぶとおおよその金額がわかります。次に実印、銀行印、認印の3種類から選択し、印鑑の太さを決めます。そして印影とよばれる書体や縦書き、横書き、フルネームなどを決めます。

苗字や名前など彫ってもらいたい文字を伝え、印鑑ケースを選びます。デザインを選ぶタイプでは、印材や太さ、印影を選択しないものもあります。

家族で印鑑を共有すればペア印鑑はいらないのでは?

基本的には家族で印鑑を共有することはできますが、分けておいたほうがよいです。例えば旦那様と奥様の共有名義で家を購入する場合、それぞれの実印が必要になります。また、銀行印を共有していると同じ人とみなされて、家族の名義を借りているととらえられるケースがあります。

贈与税が発生する場合もありますので、できればそれぞれの印鑑の使用をお勧めします。また、実印や銀行印や認印の兼用は、紛失した際の手間や悪用された際のリスクを考えると、避けるのが賢明といえるでしょう。

印鑑が欠けてしまったら

ペア印鑑に限らず、使っていれば欠けてしまうこともありますよね。欠けた印鑑でも認印ならそのまま使っても支障はありません。しかし実印は登録されているものと変わってしまうため、実印としての効力がなくなります。

銀行印の場合は欠けたのが枠だけならば使用可能な金融機関もあるようですが、名前の部分が欠けてしまうと使用はできません。新しい印鑑を作ればよいのですが、思い出のペア印鑑なら改刻を考えてもよいかもしれません。

欠けたところを削り、新しく彫りなおす改刻なら、思いでもそのままです。

これから印鑑を作る人に

いかがでしたでしょうか?ネット銀行や電子メールなどで一部では印鑑が不必要となってきています。しかし日本の文化として、印鑑が押してあるというだけで安心できる場面もあります。押印や捺印をするときに緊張することがありますが、そんな時に心が和む、ふと当時のことを思い出せる、そんなペア印鑑を検討してみてはいかがでしょうか?